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2023.02.05

「子どもから高齢者まで住みやすい街にしたい」感謝を込めた私たちの社会・地域貢献活動

こんにちは。「たたみの松本」副社長の今井キヨです。
いつの間にか季節の変わり目も過ぎ、寒さを感じる日が増えました。もうじき冬がやってくることを肌で感じるようになり、宇都宮の冬も寒いので寒さ対策をと思う今日この頃です。温度変化が体調を崩しやすくなるので、皆さま体調にはくれぐれもお気をつけください。
 
”たたみの松本”は100年を迎え、これまで多くのお客様に支えられてきました。お客様のおかげでたたみの松本として続けてこられたことに、本当に感謝の想いでいっぱいです。
まだまだ日本の文化である畳の良さを伝えていくべく、私たちたたみの松本はこれからも、たくさんの方々へ質の高い畳を提供していきたいと思っております。
 
第4回目となった今回のたたみ通信では、「たたみの松本」が取り組んでいる、社会貢献・地域貢献についてご紹介します。
 

子どもも高齢者も。
「宇都宮に生まれて・住んで」良かったと思える街づくりを

  
 
たたみの松本は、子どもも高齢者も住みやすい街にしたい。そう願って活動をしています。
地域の方々に支えられてきた私たちとしては、目に見える形で恩返しをしたいと、そう思っていました。
ささやかながらも地域のお役に立てることがあれば…。そのために私たちができることは何だろうと考えたとき、子どもや高齢者など、年齢も立場も関係なく、住みやすい街づくりならお力になれるのではないかと思いました。
 
いつか、子どもたちに「宇都宮に生まれて良かった」と感じてもらえて、高齢者の方々にも「宇都宮に住んでいて良かった」思ってもらえたら、本当に嬉しい想いです。
 
では具体的に何ができるのだろう…。そう考えたとき、私たちにできることは地域の方々の居場所作りや、少年少女のサポートなのでは、というところに行き着きました。
”たたみの松本”で、具体的に何ができるのかを考え、現在は以下のような取り組みを行っています。
  • 高齢者のためのコミュニティづくり
  • 子どもたちの居場所づくり
  • 子どもたちに更正の機会をつくるお手伝い
 創業から100年を迎えた”たたみの松本”は、本当に多くの方々に支えられてきました。その御恩をどのように地域の子どもたちや高齢者のために還元できるかは、まだまだ模索中なところもあります。それでも、将来的には、子どもたちも高齢者も笑顔で楽しく、たくさんの関わりを持てるような地域にしていけたらと願い、活動を続けていきたいと思います。

 

男性たちが近所で立ち話!?
街に生まれた新たなコミュニティ

 

たたみの松本では、孤立しやすい高齢者たちがお互いにコミュニケーションを交わせるような地域になってほしい、との想いでコミュニティ作りを行っています。
賃貸住宅の一室を借り上げ、高齢者がふらりと集まれるような場所をつくったことで、孤独になりやすい高齢者たちが自分の居場所として、過ごしてくださっています。
 
私たちが高齢者のコミュニティの場を重視する理由は、「いざというときに助け合えるような街」が、高齢者の住むこの地域への恩返しになると思ったからです。
ひと昔前と比べると、現代は近隣住民同士の関係性が希薄になりやすく、お互いに手を差し伸べ合うことが難しくなりました。
とはいえ、近隣で火事があったり、病気や怪我で何かあったりしたとき、高齢者一人では対処できないことも出てくるかもしれません。私自身も年を重ね、決して他人事ではないと感じるようになったことで、地域住民同士のつながりの大切さが分かってきました。
 
また、孤独を感じている高齢者にとって「誰かと話せる場」を設けたいという気持ちもあります。一人暮らしの高齢者はもちろんのこと、ご家族で住んでいても「家族とのコミュニケーションが少ない」といった声を耳にすることがありました。
そういった孤独を感じる高齢者の方々がこのコミュニティにふらりと集まって、楽しくコミュニケーションを交わしてもらえるような場所になるよう心がけて活動をしています。
 
ほかにも、コミュニティづくりの一環として、高齢者が楽しく過ごせるような活動も取り入れています。
ワイワイ楽しく過ごせるような「わなげ大会」「語り部」などのイベントを実施したり、保健所の職員を招いて体操・運動補助の機会を設けたりしています。
 
参加者からは、手をとって「また開催してほしい」と嬉しいお声をいただくこともあり、企画した身としては、ここまで喜んで頂けて本当に嬉しい限りです。
 
こうした取り組みを続けていることで、いつしか近隣住民同士の距離が近くなり、外で雑談するシーンを見かけるようになりました。
男性たちが近所で立ち話をする、といった街中では珍しい光景も増え、コミュニティを設けたことで人の輪が広がっているのかな…と、嬉しくなります。
 
高齢者にとって一生を過ごす街になるので、助け合いができ、生活しやすい街になっていってほしいというのが、たたみの松本一同の想いです。

 

「息抜きに来たよ~!」
習い事前にもふらりと寄れる子どもたちの居場所

 

地域貢献・社会貢献の一環として、子どもたちの居場所づくりも行っています。
小学生~高校生の子どもたちが気軽に集まれる「友達の家 和みルーム」を週に2回の頻度で提供。親が共働きなどにより家で一人になってしまう子や、学校や家とは異なる居場所としてふらりと立ち寄っていく子など、いろいろな子が利用しています。



そんな「友達の家 和みルーム」の室内は、子どもたちがワクワクするような空間になるように工夫しています。”たたみの松本”自慢のカラフルで質の良い畳を配置したり、家具や小物もかわいらしいデザインのもので統一するなど、子どもたち目線で室内をコーディネートしました。
子どもたちは、学校が終わった後にお友達とおしゃべりを楽しんだり、製造過程で不要になった畳のヘリを使って工作に励んだりするなどして、それぞれが自由に過ごしています。なかには、「習い事行く前に息抜きに来たよ~!」なんて言って来てくれる子もいて、この場所が子どもたちにとって落ち着ける空間になっていたらいいな…と思っています。
 
また、”たたみの松本”では、年に1回「たたみ祭り」を開催しています。駄菓子を販売したり、射的を楽しんだり。また、畳で組み立てた滑り台を体験できるなど、子どもたちが楽しめるような催し物となっています。
イベント当日は、子どもたちの歓声があがり本当に楽しそうな姿が見られるので、主催者としては本当にやってよかった…!と感じます。
 
「この街に生まれて良かった」
子どもたちがそう思えるような街になっていけるよう、たたみの松本として、子どもたちが安心して過ごせて、楽しい時間を送れるような場所・時間を提供するなど、私たちにできることはどんどん取り組んでいきたいと考えています。

 

子どもたちに「更生」の機会を設けるために

 

たたみの松本では、20歳未満の子どもたちの更正機会を設けるために、2007年から補導委託の受託者として活動をしています。
活動内容は、審判(少年院に入所するかの判断)前の段階にある子たちの受け入れを行い、当社のお仕事を任せて「働く大切さ」を学んでもらったり、食事や入浴などの生活環境を提供して「家庭の大切さ」を知ってもらったりすることです。
 
一緒に過ごす時間が増える中で、子どもたちが少しずつ心を開いてくれるようになることが多いのですが、その度に心が温かくなります。
 
今までに受け入れてきた子どもたちは、私が体調を崩したり、怪我をしたりしたときに、気遣ってくれるような優しい子たちが本当に多く、私たちと心の距離が縮まってきているのかなと嬉しくなります。
 
長年、多くの少年・少女を過ごしてきて、嬉しいシーンや心温まることは本当に多かったのですが、とくに嬉しかったのが、かつて5年ほど保護観察で受け入れをしていた少年の成長です。
”たたみの松本”で仕事の体験を重ねた少年が、きちんと資格もとって、今では立派な畳屋さんとして活躍しています。
本人から、「畳屋さんになった」と報告を受けたとき、本当に胸がいっぱいになりました。
 
「受託者と過ごす」という新しい環境の中で、子どもながらにきちんとルールを守り、更正へと進んでいく姿は、私たちにとっても本当に嬉しいことです。

 

「義理の父」の存在が活動への情熱を燃やすきっかけに


 義理の父からの言葉、「ゆくゆくは地域の皆さんに還元できるようになりなさい」を胸に、私は社会貢献や地域貢献の活動に力を注いでいます。
私自身も、”たたみの松本”を支えてくださっている地域の方々には感謝の想いでいっぱいですし、それを還元したいという気持ちも義理の父と同様です。
 
自治会長や福祉協会の会長、防犯協会の会長など、常に人のために活躍してきた義理の父。そんな彼は、私の目指す人間であり、いつかその存在を超えることが私の目標でもあります。
 
そして、自分が最期のとき「私は頑張ったな」と、自分の人生に満足できたらこんなに嬉しいことはありません。
そのために私は今、義理の父の背中を追いかけ、活動への情熱を燃やしています。
 
さまざまな活動に取り組む”たたみの松本”は、社会貢献・地域貢献を通して、これからも日本の文化である畳を子どもたちに教え、そして人々に畳の魅力を伝えていきたいと思っています。

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